ブラジルではいま「豊胸手術」がブーム。。情熱のサンバの国では南国の果実のような乳房は、女性の魅力を振りまくシンボルともいえるだろう。日本では元女流棋士・林葉直子さんの「豊胸手術」が話題を集めたことがあるが、ブラジルではごンリコンの入った豊胸に反感や幻滅を持つ人は少ないはずだ。ラテン系の女性たちがどれほど美容外科医療(整形・エステ)に情熱を傾けるのかを物語るエピソードがある。サンパウロの下町のレストランで働くある若い女性は、一日も早く「豊胸手術」を受けたいと願っていた。少し小さめの自分の乳房にずっと不満を覚えていたからだ。しかし、一般的にブラジル人は経済的に必ずしも裕福ではないし、豊胸手術自体、美容外科医療(整形・エステ)の中ではかなり高額である。彼女は貯蓄の額と、鏡の中の自分を見比べては苛立っていた。「手術代が貯まるまでずっと待つなんて。私には待ち遠し過ぎるわ!」では、このブラジル人女性はどうしただろうか?結局、彼女は、片側の豊胸を行う治療費が貯まった時点で、即座に片側だけを手術することにしたのである。もう片方の豊胸手術は手術代が貯まるまで待ち続けることにした。片側だけの豊かな胸はすぐに周囲に知られてしまうが、「明日は明日の風ヨ」とばかり、彼女は毎日をはつらつと過ごしている。日本では考えられないエピソードだが、これが開けっぴろげなラテン系民族の特徴である。彼女たちは、美容治療を受けたことが他人に知られても意に介さないし、それどころか「自慢の一つ」と感じている。こういったこだわりのない、ポジティブな精神の発露は東洋の中では中国、韓国など大陸性アジア人たちにも認められる。彼女たちもまた、美容治療を受けたことを隠さない人たちだ。「美容治療を受けられる」ことは「裕福な証」なのだ。この点は、日本におけるひと昔前の歯や顎の矯正治療が同じ意味合いをもつかもしれない。美容治療は生命を脅かす病気の治療ではなく、いわゆる。衣食足りて礼節を知る人たちの贅沢な医療とされている。これは日本の場合の医療保険の扱いでも同じである。少し前のことだが、経済成長著しい近年の中国では、高額所得者の家庭の両親が美容外科医療(整形・エステ)の手術を自分の娘に無理矢理仕向けて、裁判沙汰になってしまったことがある。いかにも、美容外科医療(整形・エステ)を社会的ステータスと考えている隣国らしいエピソードだ。中国、韓国で行われる美容外科医療(整形・エステ)は、日本に比べると手術の前後の変化がはっきりとした治療が好まれる。「二重治療」を例にあげると、日本は。末広がりの二重、幅の狭い奥二重が好まれるが、中国、韓国では幅が広く目尻がややつり上がった二重が好まれる。幅が広く目尻が上がった二重はややもすると怒っているように見える。そのため、日本ではあまり人気が得られないのだが、中国、韓国ではこのタイプの二重は「精悍で生き生きしている」と解釈され、人気がある。このように、同じアジアの国々でも、文化や歴史の違いよって明らかに美意識が異なるのである。南方アジアに多い隆鼻術や鼻根部縮小術、性転換手術アジア大陸をさらに南下して、フィリピン、ベトナム、タイなどの東南アジアの国々へ行くと、美容外科医療(整形・エステ)は盛んに行われているが、その治療方法や美意識、受け止められ方は様相を異にしている。北方アジア人と比較すると、東南アジア人は生まれつき二重で目が大きい。それは暖かい南方の地で暮らす遺伝子で、極寒の地モンゴル人の遺伝子特有の寒さから目を守る脂肪がないからだ。そのため、東南アジア人は目に関する美容治療の必要性があまりない。では、彼らに必要な美容外科医療(整形・エステ)とはどういったものであろうか?。彼らが頻繁に行う美容外科医療(整形・エステ)は、顔についていうと、鼻が主なターゲットになる。彼らの鼻は横に広がったいわゆる「団子鼻」が多いので、西洋人のようにすらりとした鼻になりたいと思う人が多い。南方アジアでは隆鼻術や鼻根部縮小術は、きわめて一般的に行われている。次に特徴的なのが、性転換手術。タイに行って驚いたのが、いわゆる。オカア、つまり元々男性だった人が女性に変身するケースが多いことだ。タイに精通した友人にバンコクの繁華街に案内されたとき、美人女性が集まるパブがあるというので出向いてみると、艶やかな女性たちが華麗な身のこなしで踊ったり歌ったりしている。しかし、何と、その女性たちは全員が。オトコだというではないか。よりによって、こんなにも大勢……、とショックを受けたが、「国民性」としか説明しようがないだろう。南方アジアではこのような性転換手術が実は頻繁に行われているのだ。日本でも数ヶ所の施設で性転換手術は行われているが、タイで行うと治療費が安いこと、症例が多く技術的に安定していることから日本人もタイに「遠征して」性転換手術を行うケースが増えている。