ありのままの自分を愛してもらえずに育った人のほとんどが羞恥心を持っています。ありのままの自分だと世間に対して取りつくろわなくてはならないと思い込んでしまい、最悪な場合はひきこもりにもなりかねません。私は20代前半に、ひきこもったことがあります。理想とかけ離れた自分が恥ずかしく、500グラム体重が増加しただけで外出ができなくなったほど。自分に自信がないくせに完ぺき主義のため、恥ずかしくて人前に出られなかったのです。ひきこもりになるような人は、完ぺきな理想像を持っていて、それが実現できないことに恥を感じています。だから、人に教えられたり、指示されることが大嫌い。教えられるということは怒られていることと同義で、恥をかかされたと思ってしまうのです。プライドが高いうえ、素直さもないのでしょう。また、賢く、理性が強く、自尊心が高いエリート女性にも多く見られる傾向があります。他者から見れば、素晴らしく才能に満ちた人のように思えるのに、実は自分というものが育っておらず、本人はまるで自信がないのです。自信のなさから、他者に評価されないのではないかなどの不安を抱え、自分を敬うことができないため、恥を感じてしまうのです。でも、これらの羞恥心はある意味、もっともっと自分を高めたいというポジティブさを根源に持つ、前向きなネガティブ感情であるといえましょう。自信を回復すれば、必要以上の羞恥心はなくなり、天職や理想の人生にめぐり合える可能性を秘めています。そのためには、自分が何に対して恥を感じているかを知る必要があります。鼻が低い、バストが小さいなどの外見的なコンプレックスなのか、英語が話せない、学歴が低いなど内面的なコンプレックスなのか、自分自身に問いかけてみてください。そして、そのコンプレックスは本当に恥ずべきものなのかも自分にたずねてください。問いかけることで意外な答えが出てきて、まさか自分が恥じているなんて思ってもみなかったことにコンプレックスを持っていた、ということに気づくことも多いのです。そして、人間には長所と短所があり、ネガティブな側面とポジティブな側面の両方を持ち、さまざまな感情があるけれど、それを認めることがありのままの自分として生きていくための手段だと気づくはずです。“間違いのない人生が完ぺきな人生”と考えるのはやめましょう。よいことも悪いこともあり、紆余曲折がある人生こそ、豊かで味わい深い人生なのです。
(参考サイト)
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