お見合い後の交際も順調にすすみ、いよいよ結納をとり交わします。結納のとり交わしは、吉日の午前中に行ないます。「思い立ったが吉日」ということばもあるくらいですから、大安でなくても、お互いに都合のよい日を選べばいいのです。ただ、めでたいことですから、夜にかからぬよう午前中にすますのが理想的です。正式には、結納の使者は仲人以外の人を立てますが、いまでは仲人ひとりで両家を往復するのがふつうです。このときの服装は、格式ばらず、ダークスーツ程度の略礼装にします。使者を迎える家では、家の内外を清め、本人は両親とともに身なりをととのえて待ちます。結納品の受け渡しが終わったら、使者に祝い膳を出すか、もしくは金包みを渡します。また、結納は、儀式ですから、仲人も両家の人びとも、かなり格調の高い装いをする必要がありますが、略礼装程度がもっとも現実的でしょう。仲人や父親はブラックかダークスーツ、仲人夫人や母親は無地一つ紋、本人は、男性はダークスーツ、女性はワンピースかスーツで、ドレッシーなもの。和装なら色数の少ない気品のある訪問着一つ紋程度が適しています。この日の主役は仲人ですが、本人たちより華美にならないよう、いちだんと色を抑えめにします。また、両家とも、同程度の服装になるように注意しましょう。なお、母親や叔母など、身内のものは、同じ無地一つ紋でも、仲人さんより地味に。